世界の新着動画

※記事投稿日を、楽曲の発表日に合わせています。この記事自体は2010/9/20に書いています。

動画作者の喜怒哀楽をテーマにした作品は、ボカロに限らずいろいろとあって、例えば「【初音ミク】もっと 伸びろ ぼくの 動画 (full ver.)【オリジナル】」とか「オリジナル漫画【底辺ちゃん】描いてみた」なんかが有名(というか私レベルでも知っている)だったりしますが。

前作「Do you love me?」が、当日の「世界の新着動画」(以下「セカチャク」)に登場。そして、好意的なコメント、批判コメントが相半ばするのを見ながらドキドキして、動画視聴を継続するかどうかのアンケートの集計結果を待っていたのですが、なんと「はい」(=継続に賛成)が48.6%、あと1.4%足らずで1回戦敗退となってしまいました。

非常に残念であると同時に、「これはネタとしておいしい!」とも思ったものです。もし、30%程度しか取れなかったら、この曲は生まれなかったでしょう。

  • 経緯からもわかるように、オチから入った曲。そこに向かってどう組み立てていくか、といった作り方。
  • 1:05というサイズは、この曲がセカチャクに登場した時のことを意識したもの。実は、この長さならアンケートなしで逃げ切りになるんじゃないかな? と思っていました。実際にはちゃんとアンケートがあったわけですが、それはそれでこの長さが別の効果を呼ぶことになります。
  • セカチャクで生き残るには、最初のインパクトが肝心というのがそれまでの経験則。楽曲タイトルを「世界の新着動画」として、歌詞の最初にも「世界の新着動画〜」と持ってきたのは、そのインパクトを重視したものです。
  • セカチャクの企画自体、賛否両論あるわけですが、私としては比較的好意的に捉えているほうでしたので、それをそのまま歌詞としました。決して、セカチャク民に媚を売る為に書いたものではありません。
  • 楽曲としては、「けいおん!!」じゃないですが、高校生の軽音楽部的なものをイメージしてます。伴奏はギター2本。そして「お願い神様」みたいなベタベタな歌詞。多分、ルカのGEN値も少し下げてあったと思います。

で、期待した通り当日のセカチャクに登場してくれました。あいにくリアルタイムでは見られなかったのですが、良くも悪くも場を掻っ攫えたようで、アンケート通過、そして完走。
アンケート通過直後にビシッと曲が終わる、というところでまた盛り上がったようで、作者としてはしてやったり、前作の仇は討った、という心情でした。